「監視なくして自由なし」と、最近の社会動向のいくつかの話
私が以前から支持している東浩紀さんが語るセキュリティの概念。
基本は「情報自由論」にありますが、その中で語られる重要なメッセージの一つが「監視なくして自由なし」です。例えば第4章など。*1それを良いものと思うか思わないかにかかわらず、「監視なくして自由なし」の方向性は今後も強く進んでいくでしょう。私たちはそういう社会においてどのように良く生きるか、考えなければなりません。*2
いくつかの話題で気になったので、「監視なくして自由なし」と社会の関係性の話を考えてみます。
*1:東浩紀もこのような社会情勢を是、ポジティブに良いものとはしていないことを銘記しておきます。ただ、「監視なくして自由なし」というセキュリティ化した社会の受け入れを拒否できるかというとまた別問題。
*2:否定の声をあげることと、このような社会に備えることは、当然両立します。そこに言行一致を求めることは、社会をあえて窮屈にする攻撃行為に他なりません。