Harmonie "Diary" Chromatique

Harmonie Chromatiqueの日記帳です。

最近の思考メモ

最近考えてたことをばらまいておきます。

どんな形で実になるかは不明。

音系同人版地域通貨

ネタ的にはBitcoinが発端かな?Bitcoinは非政府通貨ということで、地域通貨的な特性がある。
Bitcoinは希少性を数学的にコントロールする通貨。誰も兌換性は保障しない。だけどみんなが価値を感じれば「国家が通用を保障する通貨でBitcoinを買う」という動きがあり、その動きがBitcoinを通貨として通用せしめる。

音系同人世界向けの地域通貨としては何が通用するだろうか?
何を考えるにしても、「それなら日本円でいいじゃん」って突っ込みには反論できるようなものじゃないとダメ。
同人音楽が競争原理をもとにした市場のプリミティブな実装であるという仮説に従えば、地域通貨は「競争から降りるサークル」の間では通用する何かになるだろう。それって、多分M3の外部にある何かだ。
→それってボイスコ世界のネット公開ボイドラってやつじゃ?

信頼を通貨として表現する、ということは可能なのだろうか?→PICSYの価値伝播の仕組みは面白そう。
PICSYベースの音系同人版地域通貨は、社会を破壊する力があるか?→よくわからない。ハック可能な仕組みだとまずいし、そもそもPICSY的なものを持ち込むこと自体が不適切なハックだったりする?

PICSYをもっと真剣に読んでみないと。てわけで「なめらかな社会とその敵」を読まないことにはどうにもならない?

 

なめらかな社会とその敵

なめらかな社会とその敵

 

 東京でM3のオルタナティブは可能か?

そもそもM3に競争相手が事実上存在しないことはあんまり健全じゃない。M3をもっと面白いものにするためにも、「M3を選択する」ことに意味を持たせたい。となると、M3のオルタナティブが欲しくなる。
なんだけど、いつどこで開催するどんな即売会がM3のオルタナティブたり得るか?

コミケとM3に参加するサークルを想定したとき、12月末のコミケ~GWのM3の間「だけ」が4ヶ月空いている。ここが唯一可能なタイミングじゃないかな?

で、ここに突っ込む即売会は「M3に対抗する」ものである必要もない。「M3を補完する」即売会でも話としてはそんなに間違っていない。

なお、地方都市の場合事情が全く異なるので参考にならない。現地事情を確認する必要がある:M3直後でも十分成立する。

大阪M3と大阪文フリ

文フリ第1回にしてもそうだし、文フリは「立ち上げを誰かがやって、継続運営は別のチームが引き受ける」って傾向がありそうな気がする。
大阪M3のあと、関西圏の同人音楽即売会がM3ではなかったのはどういうことなんだろう?M3というブランドを使うことについて、何かやりとりあったのかな?

ケットコムでさえ東京でM3のオルタナティブを維持することを断念した現状を見るかぎり、音系同人の人たちが求めているものは「M3というブランド」だ、という可能性を感じる。

信頼のあり方

他人に対する信頼のデフォルト値がマイナスになると、それって疑心暗鬼製造装置だよね、という話。
他人の発言に対して、常に「この発言は何かの罠ではないか」「この発言は表向きと裏向きで違うこと言ってるのでは」「この発言は我々への攻撃を正当化するための準備か」などと考え続けるのは、やっぱり良くない。
素直に考えたとき、昨年までのトラブルの引き金を引いたいくつかのメールはどのように読めるのだろうか?

こちらも、他人のメールを「どうやってこのメールをもとに(自衛のための)攻撃を正当化しようか?」という視点から読み解いていたと思う。

そもそも、他人を信頼するには自分の安全が保障されるのが大前提。安全をどうやって確保するか。
安全を確保するために包丁や可燃物、毒ガスの類を使うのは単なるナンセンス。というか疑心暗鬼の拡大から単なるドンパチしか生み得ない。

誰かを名指しで「あいつはオレたちを攻撃しようとしている」と考えてしまったら、多分自力解決は無理。お互いが信頼できる第三者経由じゃないと手の施しようがない。

で、地雷みっけ。

「自分一人が苦労すればこのくらいは何とかなる」は、無条件で地雷的考え方。
この考え方を実践してうまくいくことは、「仕組みとしては」あり得ない。うまくいったとしても単なる偶然。

同人におけるアマチュアイズム

プロとアマチュアを分離した考え方は、多分間違い。
「プロ志向」と「ノンプロ志向」を分離すべき。

で、こっちの分離はむしろ徹底して行うべき。サークル単位での志向転換は同人活動が含む当然の自由の範囲なんだけど、両方の志向を使い分ける行為は良くないクリームスキミングだし、特にノンプロ志向側にとって不幸にしかならない。
逆に、ノンプロ志向側がプロ志向の人たちの力を借りるのも(お金がどっかから降ってこない限り)不幸のはじまり。

アラブの石油王や、その他何らかの理由でお金をいくらでも突っ込める人なら、ノンプロ志向といえどもプロ志向の人たちの力を借りることには多分何の問題もない。

というか、プロ志向の人たち=厳しい市場経済における競争に身をさらし勝者のみが生き残れる同人社会、ノンプロ志向の人たち=左翼的な機会平等を重視する同人社会、と考えると、同人音楽で前者の空間が幅を利かせたこともごく自然な話。