Harmonie "Diary" Chromatique

Harmonie Chromatiqueの日記帳です。

「監視なくして自由なし」と、最近の社会動向のいくつかの話

私が以前から支持している東浩紀さんが語るセキュリティの概念。

基本は「情報自由論」にありますが、その中で語られる重要なメッセージの一つが「監視なくして自由なし」です。例えば第4章など。*1それを良いものと思うか思わないかにかかわらず、「監視なくして自由なし」の方向性は今後も強く進んでいくでしょう。私たちはそういう社会においてどのように良く生きるか、考えなければなりません。*2

いくつかの話題で気になったので、「監視なくして自由なし」と社会の関係性の話を考えてみます。

*1:東浩紀もこのような社会情勢を是、ポジティブに良いものとはしていないことを銘記しておきます。ただ、「監視なくして自由なし」というセキュリティ化した社会の受け入れを拒否できるかというとまた別問題。

*2:否定の声をあげることと、このような社会に備えることは、当然両立します。そこに言行一致を求めることは、社会をあえて窮屈にする攻撃行為に他なりません。

続きを読む

2.5次元でやってみたいこと色々

コスプレをはじめとして、身体性を生かすオタク表現でやってみたいことリスト。
現実的に今の自分のスキルやリソースでやれることは「やりたいこと」ではなく「いつかやること」なので、このリストには入りません。何かしら重い問題がある企画だけ。

  • ガチのダンサーを用意してモーションキャプチャーしてデータをMMDに突っ込んで、ボカロをキレッキレに踊らせる*1
  • ロケでコスプレを取り込んだ動画作品作り。以前ある構想で目論んだ「川下りの小舟に出演者乗っけて、ドローンで追いかける」ってシーンの具現化とか。*2
  • 本質的にVRやAR系のテクノロジーを必要とする演劇表現の可能性*3
  • 360度動画。あわよくば水中撮影とコラボ*4
  • 本当にフラッシュなフラッシュモブ*5

*1:ぶっちゃけカネの問題で終わり。Perception Neuronで高品質行けるのか、Kinectのほうがいいのかな?

*2:これだけならドローンは実は必要ないんですが、テクノロジーの無駄遣いはロマンです(キリッ あと、公の場所でのコスプレが必須なのでマナー問題の解決は必要で、マトモにやるなら海外行き?航空法問題もついでに解決できるかな。

*3:カネの問題もさながら、色々現実的な問題がありそう。カネ的には下手すると数百万単位?

*4:これはおそらくカネだけの問題に収斂するけど、そのカネが100万単位というね!

*5:以前参加した某フラッシュモブが全然フラッシュじゃなかったわけで、フラッシュにやってなんぼでは、と思うところ

かつての揉め事についてのご報告1件

先ほど、かつての揉め事について一つの事実がわかりましたのでご報告します。

10年ほど前、私が同人活動で組んでいたスタッフを名指しで、あるサークルから「このスタッフと縁を切るなら、霜月はるかさんと作品を作らせてあげる」という誘いを受けていました。
なのですが、最近になって霜月はるかさんに問い合わせたところ、「そのような枠組みはなかった」ということをお知らせいただきました。
霜月さまにおかれましては、このたびは問い合わせに答えていただきまして感謝いたします。

この件は昔の話ではありますが、ごく最近になって「浦賀船渠ノ航跡」をめぐる一連の問題との繋がりが否定できないことが判明し、改めて調査を進めていたものです。

members3.jcom.home.ne.jp

かつて私が巻き込まれた大きな問題について、浦賀船渠問題に限らず同人界を揺るがした/揺るがしているいくつかの問題との繋がりが否定できない、という情報がいくつか入っており、順次調査に取りかかっております。

当面の間、調査は主に水面下で進めていくことになると思われます。関係者、および関係者の関係者の皆様におかれましては、色々とお伺いすることがあると思われますが、ご協力のほどよろしく御願いします。

一連の問題で私の活動に対する明確な脅迫も頂いております。内容がさほどシリアスなものではないので現時点で警察への通報は控えておりますが、今後他の大きな問題との繋がりが分かった場合、まとめて警察への通報、もしくは被害届けとまでは言わなくても警察をはじめとした当局への情報提供も検討しております。

企画構想:交響曲第6番と、合作の歴史

人魚姫の次の企画。
まだまだ先の話なんですが、とりあえずネタだけ考え始めてます。

今度は「交響曲第6番」ってタイトルをベースに、大規模な歌物語やろうかなー、と。
3管くらいのオケ+合唱+独唱・語りベースで、80分くらいの感じで。

てわけで合作してくださるシナリオライターさん募集なうです。

とだけ書いてもあんまり意味がないので、自分のサークル/プロジェクトで作品の根幹のコラボレーションをどう取り組んできたか、という話を語ってみます。

続きを読む

コミケの理想と現実:ネタばらまき

夏コミお疲れ様でした。
C91は先ほど決済を済ませてきました。これで参加できたらいいな……

ってわけで、色々思うところから、理想と現実の2つの話を。

続きを読む

APOLLOってどうよ問題:アイデア出してみました

以前から「APOLLOってどうよ?」的な話をしていたわけですが、ちょっと思ったこと。

APOLLOって「売り場」なんですよね。即売会に例えて言うと、APOLLOが運営されることで即売会における設営済みの会場とスタッフが用意されているのと同じです。だけど、即売会ってのは設営済みの会場とスタッフだけあれば成立するものではないわけで、サークル参加者だけではなく「一般参加者」が必要です。
で、APOLLOって一般参加者いないですよね。少なくとも参加者になれない。

即売会での一般「参加者」って概念、単に「即売会に対してコミットしろ」という話じゃなくて、もう一つ重要なのが「一般参加者とサークル参加者(とスタッフ参加者)が同一の場にいることで、そこにコミュニケーションが成立する」ということ。
即売会が単なる売り買いの場で完結するなら、ぶっちゃけとらのあなメロンブックス、東京未来音楽でいいんですよ。でもそうじゃないですよね?一般参加者にとっても、即売会はそれだけに閉じるものじゃない。質量のある即売会会場に足を運んで、他の質量のある人たちとコミュニケーションして買い物する、それが多分一番楽しいところ。

現状APOLLOに足りないのは、たぶんそこなんですよ。つまりコミュニケーションの場として成立していない。じゃあどうやって成立させるか?
ソーシャルメディアを使うのではダメ。アレは「自分の視界が自分にとって良いようにカスタマイズされている」から意味のあるメディアであって、リアルの質量ある空間とは特性が違います。

というわけでアイデア考えてみました。

APOLLOは売り場としては必要十分です。設営済みの会場とスタッフはそこにいる。では、どうやってサークル参加者と一般参加者を同じ場に配置するか?
リアルの場で配置するのも手ですが、それはAPOLLOの良さが半分くらい消し飛びます。オンラインで何とかやりたい。

APOLLOのサークル&一般向け会場として、みんなでどこかのチャットに集まるのはどうでしょうかね?もちろんネトゲとかでもいいんですが、それはそれでエレファントすぎるんでもう少しライトに。

Skypeだと人数制限ありますし一般公開チャットには適さないと思うので、お手軽さ考えるとどんなインフラがいいのかな。